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 AIがどれだけ進化しても、感性は人工的に再現できないと思う

いま、社会は大きく変わっています。

AI、オートメーション、自動化、効率化——

多くの業界で「機械に任せる」流れが進んでいます。

美容業界も例外ではなく、

自動シャンプー機を導入するサロンも増えています。

実は私は、20年前。

7店舗のヘアサロンでゼネラルマネジャーをしていた時、

当時最新であった自動シャンプー機を導入していました。

その時、こう思いました。

端的に言うと、

——機械は一定の再現性を生む。

——でも、人の手は「心の動きまで届く」。

たしかに、

機械は効率的で、疲れません。

誰が使っても同じ動きができます。

自動シャンプー機がシャンプーしている時は、人の手は違うことが出来ます。

けれど、

お客様の呼吸の深さ、

頭皮のこわばり、

言葉に出来ない感情、

その日のコンディションの微妙な差——

それらを感じ取るのは、

機械ではなく “人の手” です。

もしこの先、

高度なAIを搭載したロボットが

ヘアカット・カラー・パーマ・シャンプーをする時代が来るとしても。

私はこう思います。

技術は、感性が備わったときに初めて心に届く と。

手の温度、

声のトーン、

空気の震え、

言葉にしない気持ちの変化。

美容師の仕事は、

髪を整えるだけの仕事ではなく、

その人の時間・心に寄り添う行為 です。

だから私は、

これからの未来にこそ、

「感性を磨き続けること」が必要だと思っています。

技術 × 感性。

その積み重ねこそ、美容師の未来だと信じています。

AIについて、否定するつもりはありません。

むしろ、洗濯・掃除・施術準備など、

直接お客様と触れない領域で効果的なアシストしてくれる存在になれる。

そう思っています。

人の感性を支えるアシスタントとしてのAI。

これから先、AIはさらに進化するでしょう。

だからこそ、私は

自分自身と、目の前の人への敬意と主体性を失わずにいたい。

そして、自分の良きアシスタントとしてAIを活かしていきたい。

—— 今日も、ハサミを磨きながら思います。

“人間にしかできないしごとをしたい”

私はこれからも、

感性を磨き、技術に変え、

サロンに立ち続けたいと思います。